今昔物語集(8)天竺部です。



古代末期という激動の時代に、貴族世界にとどまらない開かれた精神がとらえた、日本への仏法渡来と伝播の物語。
インド・中国・日本の貴賎老若男女が、生々しいエネルギーにあふれて登場する。
第8巻は、巻第三(天竺)、巻第四(天竺・仏前)、巻第五(天竺・仏後)。
『甲子夜話』正篇100巻にひきつづいて書き記されたもので、同じく100巻からなる。
松浦家秘蔵の原本を多数の図版とともに忠実に翻刻し、今日手にしうる唯一の完全翻刻版として提供する。
第4巻は、巻四十二から巻五十三まで。
賢明にして勇敢なラーマ王の活躍、理想の女性シーター王妃、恐ろしい人食い羅刹や魔物の出現、猿のハヌマト王の手柄話など、今なお人びとの間に生きつづけるインドの英雄伝説。
初の原典完訳。
第1巻は、少年の巻。
解題を付す。
江戸後期の儒学者松崎慊堂は、該博な学識をもって知られ、渡辺崋山をはじめ多くの学者、文人墨客を友とした。
彼らとの交遊を記した本書は、文化文政期の学界の消息を知るためにも貴重な記録。
第5巻は、天保7年(1836)11月から同11年5月まで。
昔の人は、どんなものをどのように食べていたのか? 江戸初期の本草学者が、各地に取材した見聞にもとづき、そのふかい学識を集大成した古典。
第4巻は、鯛、鱈など海の鱗のある魚をあつかう鱗介部之二、海の鱗のない魚、鯨、鱶などの鱗介部之三。
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